コラム

2023.09.07

「隠れ鼻づまり」とは?

皆さんは、「隠れ鼻づまり」という言葉を聞いたことがありますか?

この症状は、夜間の睡眠中に鼻づまりがひどくなるものの、日中はその症状が軽減または消失する現象を指します。

 

一見すると問題がないように思えますが、この「隠れ鼻づまり」は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

なぜなら、睡眠中の鼻づまりは口呼吸に繋がり、十分に加湿されていない空気の吸入を招くからです。これが原因となり、口腔からのど、肺への粘膜の乾燥や睡眠の質の低下を引き起こすことがあります。

特に、睡眠の質は日常の体調やパフォーマンスに直接影響します。
以下の症状がある方は、隠れ鼻づまりの可能性が高いです。

 

・朝起きたときに口腔、喉が乾燥する

・風邪を頻繁にひく

・慢性的に疲れ感を感じる

・口臭が強い

・日中のだるさ

・いびき

・集中力の低下

 

隠れ鼻づまりの要因

隠れ鼻づまりの主要な要因として、以下の2つが挙げられます。

・鼻中隔弯曲症

・アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎

 

鼻中隔弯曲症について

 

「隠れ鼻づまり」の一因として、鼻中隔弯曲症が挙げられます。これは、鼻中隔と呼ばれる壁が弯曲している状態を指します。大多数の大人は鼻中隔が多少弯曲していますが、これが原因となって鼻づまりを引き起こすこともあります。

 

鼻中隔弯曲症は、鼻中隔が成長の過程で弯曲することや、鼻への外傷などにより生じます。この症状の主なものは、鼻づまりであり、それが原因でさまざまな健康問題を併発することがあります。

 

鼻中隔弯曲症の治療法としては、内服薬や点鼻薬による対症療法も選択されますが、弯曲が大きい場合や症状がひどい場合には手術が推奨されます。

 

特に、ばば耳鼻科クリニックでは、鼻中隔矯正術と鼻甲介切除術を組み合わせた鼻閉改善手術を日帰りで行っており、患者さんの外鼻の形態を保持しながら鼻づまりを改善することができます。

 

  1. アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎と手術について

アレルギー性鼻炎や血管運動性鼻炎は、環境や体質によって引き起こされるものであり、これも隠れ鼻づまりの原因となり得ます。

手術としては、鼻汁改善手術(後鼻神経切断術)を行います。
鼻水や鼻づまりがひどいケースで行う手術です。具体的には、下甲介の後方で、後鼻神経を分岐させた上で切断します(選択的後鼻神経切断)。

 

まとめ

隠れ鼻づまりの症状に悩む方は、鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎が原因である可能性が考えられます。どちらの病気も適切な診断と治療が必要ですので、まずは耳鼻科専門医までご相談ください。当院でも受診予約を受け付けております。

 

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文責

ばば耳鼻科クリニック 院長 馬場奨

  • ・医学博士
  • ・日本耳鼻咽喉科学会 専門医
  • ・日本アレルギー学会 専門医
  • ・厚生労働省 補聴器適合判定医
  • ・難病指定医

2020年9月にばば耳鼻科クリニックを開院。耳や鼻の日帰り手術の診療に力を入れ、可能な限りの完治をめざした治療に取り組んでいる。また、常に患者の立場になり、各所にモニターを設置して「医療の見える化」を行っているほか、利便性の向上や診療の質を高めることにも注力している。

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