コラム

2023.08.11

耳管開放症とストレスの関係性とは?

耳管開放症は、耳の中にある耳管が開きっぱなしの状態になる現象で、その中でもストレスが重要な原因の一つとされています。

今回のブログでは、耳管開放症とストレスとの関係性、そしてその対処法について詳しく解説します。

改めて、耳管開放症とは?

耳管開放症は、通常閉じている耳管が開くことによって生じる症状で、自分の呼吸音が大きく聞こえることや自分の声の反響などの不快な感覚を引き起こすことがあります。

ストレスと耳管開放症は密接な関係があります!

ストレスが高まると、体の内部バランスが崩れることがあるため、耳管の機能にも影響が出ることがあります。特に、ストレスからくる筋肉の緊張が、耳管の周りの筋肉にも及び、耳管開放症を引き起こす可能性があります。

また、ストレスが引き起こす他の疾患と合併して、耳管開放症の症状を悪化させることがあります。

例えば、耳管開放症がうつ病の原因となることも考えられます。

耳管開放症のストレス対策

耳管開放症のストレス対策として、以下のように行ってみるのをオススメします。

ゆったりとした休息

まずは休息を取り、リラックスすることで、ストレスを減少させましょう。耳管周りの筋肉の緊張も緩和します。

生活習慣の見直し

立ち仕事が長くなる時は座ったり寝転んだりする時間を定期的に作る、水分をよく摂る、バランスの良い食事、十分な睡眠、体重を増やすなど、健康的な生活習慣もストレスを減少させる助けとなります。

専門医の診察

症状が持続する場合は、耳鼻咽喉科医による診察と治療が必要です。無理に我慢すると、症状がストレスを呼び、さらに症状が悪化する…という悪循環に陥りかねません。

症状が気になる場合は、早めに医療機関を受診してください。

まとめ

 

耳管開放症とストレスは密接な関係を持っており、ストレスの増加が耳管開放症の原因となることがあるため、ストレス管理は非常に重要です。リラックスした生活を送り、必要に応じて専門医の診察を受けることで、健康な耳の状態を維持しましょう。

★★耳管開放症の手術など、よく詳しい解説はこちらへ(当院症状解説ページに移動します)★★

文責

ばば耳鼻科クリニック 院長 馬場奨

  • ・医学博士
  • ・日本耳鼻咽喉科学会 専門医
  • ・日本アレルギー学会 専門医
  • ・厚生労働省 補聴器適合判定医
  • ・難病指定医

2020年9月にばば耳鼻科クリニックを開院。耳や鼻の日帰り手術の診療に力を入れ、可能な限りの完治をめざした治療に取り組んでいる。また、常に患者の立場になり、各所にモニターを設置して「医療の見える化」を行っているほか、利便性の向上や診療の質を高めることにも注力している。

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