キーンと鳴る耳鳴り

「キーン」「ピー」などの耳鳴り

「キーン」と鳴る耳鳴り飛行機の離着陸や電車や車でのトンネル通過時など、一時的な耳鳴りは、ほとんどの方が一度は経験していることだと思います。
こういった一時的な耳鳴りであれば、通常は問題ありません。しかし、耳鳴りが長時間続いたり、何度も繰り返される場合には注意が必要です。中には、耳の病気によって引き起こされる耳鳴りもあるためです。
「キーン」「ピー」といった金属音や電子音のような耳鳴り、「ザザー」といったテレビの砂嵐のような耳鳴りなどさまざまなものがありますが、いずれの場合も、気になるときには一度ご相談ください。

耳鳴りの原因

耳鳴りの原因は、未だはっきりとは分かっていません。ただ、耳鳴りに難聴を伴うケースが圧倒的に多く、耳鳴りを訴える方が聴力検査を受けると、そのうち約8割に難聴が見つかります。難聴がある場合には、メニエール病や突発性難聴、耳垢栓塞、中耳炎、聴神経腫瘍などが疑われます。
また、耳以外に生じた病気によって耳鳴りが生じることもあります。更年期障害、脂質異常症などがこれにあたります。

耳鳴りの症状と考えられる疾患

耳鳴りの現れ方によって、考えられる病気は以下のように分けられます。
耳鳴りがひどい、慢性的に繰り返されるというときには、種類を問わず、お早目にご相談ください。

症状 考えられる疾患
片側の耳で起こる耳鳴り 突発性難聴、メニエール病、聴神経腫瘍など
両側の耳で起こる耳鳴り 老年性難聴、騒音性難聴など
「キーン」「ピー」といった耳鳴り メニエール病、突発性難聴など
「ザザー」といった耳鳴り 耳垢栓塞、耳管狭窄、耳硬化症など

中耳炎(急性中耳炎や慢性中耳炎など)

中耳炎(急性中耳炎や慢性中耳炎など)急性中耳炎や慢性中耳炎の症状の1つとして、耳鳴りが生じることがあります。
急性中耳炎であれば耳鳴りの他に、耳の痛み、発熱、耳垂れ、難聴などの症状を伴います。
慢性中耳炎であれば耳鳴りの他に、耳垂れ、難聴、耳閉感、めまいなどの症状を伴います。

難聴(老年性難聴、突発性難聴など)

難聴(老年性難聴、突発性難聴など)老年性難聴や突発性難聴の症状の1つとして、耳鳴りが生じることがあります。
突発性難聴はあるとき突然、多くは片耳に起こる難聴です。耳鳴りの他、難聴、めまいなどの症状を伴うことがあります。
一方で老年性難聴は、難聴の症状を主とし、進行が緩やかであるためご自身では気づけないこともあります。

メニエール病

メニエール病内耳のリンパ液が増えて腫れることで起こる病気です。
耳鳴りの他、難聴、回転性めまい、耳閉感、聴覚過敏などの症状を伴うことがあります。

耳垢栓塞、耳管狭窄、耳硬化症、耳管開放症

耳垢栓塞、耳管狭窄、耳硬化症耳垢栓塞は、耳垢が外耳道の奥に溜まり、外耳道を塞いでしまった状態です。耳鳴り、難聴、耳閉感などの症状を伴います。
耳管狭窄は、風邪などをきっかけとして粘膜が腫れ、耳管が狭くなる病気です。耳鳴りの他、耳閉感、難聴などを伴います。
耳硬化症は、アブミ骨が固着することで脳細胞に音信号をうまく伝えられなくなり、難聴をきたす病気です。難聴の進行は、1年に2~3dB程度と緩やかです。
耳管開放症とは、耳管が開きっぱなしになる病気です。耳がふさがった感じがしたり、自分の声・自分の呼吸音が響いたりする病気です。

耳鳴りの検査

耳鳴りの検査問診の上、聴力検査、耳鳴りの音の高さを調べる検査、耳鳴りの音の強さを調べる検査などを行います。内耳の病気や聴神経腫瘍の可能性がある場合には、画像検査も必要です。

耳鳴りの治療

耳鳴りの治療病気を原因としている耳鳴りの場合には、その病気に応じた治療を行います。
耳鳴りは完治が難しく、さまざまな方法を試し、様子を見るという工程が必要になります。ビタミン剤、筋弛緩剤、代謝改善薬、抗不安薬、耳鳴緩和薬などを使った薬物療法がこれにあたります。
睡眠不足、慢性疲労、ストレスなども、耳鳴りを悪化させる要因です。生活習慣指導により、これらをできる限り取り除くことも重要です。

一番上に戻る
クリニックにお電話 072-803-8103 24時間WEB予約24時間WEB予約 手術相談フォーム手術相談フォーム